かんむし(疳虫)による、異常興奮(キーキー声)、人を叩いたり・噛み付く、
よく怒る・イライラ、物を投げる、自傷行為、発達障害などに効果を発揮します。
中医弁証論治による
小児鍼治療
-77症例の効果検討-
中医臨床2013年9月134号にて、当院の論文が掲載されました。
論文より、赤ちゃん・幼児・子供のカンムシ症状は小児はり治療により初回と治療4回、初回と治療9回の比較において有意な改善がみられました。当院には異常興奮(キーキー声)、人を叩いたり・噛み付く、イライラ、物を投げる等のかんむし(疳虫)や発達障害・OD(起立性調節障害)に対するお悩みで、多くのお子様・保護者様にご来院いただき、効果を実感していただいています。
かんむし(疳虫)とは、特定の疾患・病名を指すのではなく、生後3ヶ月位から5歳位までの小児が引き起こす種々の症状に対する俗称です。かんむし(疳虫)による夜泣き、異常興奮(キーキー声)、よく怒るなどの症状や、少食・吐乳・便秘・アトピー性皮膚炎・チック症なども小児はりの適応症状です。
かんむし(疳虫)のお子様の特徴には、眉間やコメカミに青筋がたっている(静脈怒張)、眼球結膜が青白い、眉間の縦ジワなどが見られます。
下記グラフは当院が第65回・68回全日本鍼灸学会学術大会で発表したものです。
小児はりにより、4回の治療で有意に改善したことがわかります。
かんむし(疳虫)に対して、気になる程度や、イライラ・キーキー・物を投げるなどの項目すべてに、有意な差が見られました。
カンムシに対する小児はり満足度は、満足を示す70点以上が88.6%となり、非常に高い結果となりました。
かんむし(疳虫)の一種で、神経が高ぶった状態です。表情も普段からやや険しく、眉間に縦ジワや青筋(静脈の怒張)が見られます。このような症状の子は、後頚から肩にかけての筋肉や皮膚が過緊張になっており、神経の高まりが起こる為、小児はりにより症状を改善していきます。表情も柔和になり眉間の縦ジワ・青筋等が目立たなくなってくると、症状も落ち着いていきます。
専門誌(中医臨床・医道の日本)に論文が掲載されています。
多数の学会で発表し、当院の治療は数字に裏付けられた効果があります。
4回の鍼灸治療で症状が有意に改善すると示唆されています(学会発表より)。
体質が変化するため、かんむし(疳虫)以外の症状も同時に改善することが多いです。
当院の院長が、鍼灸師や医師に小児はりの講演を多数しております。
子どもは日々、精神、知能、身体が成長しています。その成長のバランスが崩れると、イライラや疳虫(カンムシ)が起こります。例えば、カンの強い子は頭がいいと言われるのは、知能が早く発達してバランスが崩れるからです。夜泣き・かんむしはお母さんも辛いけど、子どももかなりつらい症状です。
小児はりではバランスのいい成長を取り戻せます。適応年齢は生後1ヶ月位から小学生6年生位までを、一応の基準としています。生後1ヶ月位とするのは、赤ちゃんとの外出時の不安感が多少軽減する頃だからです。
小児鍼コース | 5回券 25,000円 | 6歳までの小児(小児鍼)となります。 ※小学校入学前3月末まで |
---|---|---|
5回券 30,000円 | 小学生料金となります。 ※小学校入学の4月1日以降 |
生後1~2週間頃から、よく顔を真っ赤にし、うなりながら、怒っていた息子。生長と共に、キーキー声を発し、泣きだすと何をしても激しく長く泣き続け、手が付けられませんでした。
常にイライラしたり、怒っている子どもと過ごす私もイライラし、怒りっぽくなり、疲れも溜まる一方でした。言葉が話せるようになり、意思表示ができるようになれば息子も変わるのでは?と、成長を見守りましたが、3歳になっても変わる事はなく、他に何か問題があるのでは?と、心配していたところ、通っていた妹の勧めで、まり鍼灸院の小児はり治療を受けてみました。
すると1回目の治療の直後、常に怒っている息子が穏やかで、話し方も柔らかくなり、驚きました。そんな息子をみるのは初めてで、とても嬉しく、私の中でもしんどさが取れました。
そして、治療を受けている息子が先生方に鍼やお灸をしてもらうと「気持ちいい」と言いながらくつろいで、じっとしている姿をみると安心します。もし、まり鍼灸院に出会えていなっかたら…。と思うとぞっとします。本当に出会えてよかったです。ありがとうございます。
約9割の保護者の方が、5回の治療後には、“満足”と感じられています。
個人差はありますが、1度の治療で効果を感じられる子も多いです。
また、当院の学会発表より、5回の治療で統計的にも有意差があり、症状が楽になる子もいます。症状が強くでている場合は10回以上の治療が必要な場合もあります。
当院は小児はり(かんむし(疳虫))の学会発表をしております。
我々は、第61回全日本鍼灸学会学術大会(三重大会)にて、小児鍼問診票を用いて小児鍼の4回施術により、「睡眠障害」「カンムシ」の悩みスコアが有意に改善することを報告した。今回は、小児三大症状(睡眠障害・カンムシ・アレルギー)の改善に加え、アレルギー症状に関して、4回・9回の施術により保護者の気になる程度や症状に改善が見られるか否か、小児鍼治療に対する満足は得られるか検討したので報告する。
2009年7月~2012年7月(36ヵ月)に来院した小児患者77名(男児31名、女児46名)(平均年齢3.2歳±3.1歳)。
小児鍼患者の来院時の主訴を分類
「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」では、治療回数に比例して平均値は改善しているが、スコアに有意差はみられなかった。「湿疹・痒み」については、4回後のスコアに有意差がみられた。
小児鍼治療全般に対する満足度は、90点以上は4回後で45%、9回後で49%、70点以上は4回後で95%、9回後で98%と治療回数に応じて満足度は高まる傾向であった。
「アレルギー」対象者の満足度は、90点以上54%、70点以上93%と高かった。
引用:中医臨床2013年9月第134号P146-151
1.2.3位の症状がお子様のお悩みの75%を占めています。3つの症状は鍼灸の得意分野です!
すべてのスコアに有意な結果が見られ、小児鍼3~4回の治療で、症状の程度が軽減しました!
三大症状すべてにおいて、初診vs 4回後・初診vs 9回後で気になる程度スコアに有意に改善がみられました。
アレルギーについては、鍼灸治療により、4・9回後に改善傾向がみられました!湿疹・痒みについては統計的にも有意差が出ました。
小児鍼治療全般に対する満足度は、90点以上は4回後で45%、9回後で49%、70点以上は4回後で95%、9回後で98%でした!
治療回数に応じて満足度は高まる傾向にあり、「アレルギー」でお悩みのお子様の満足度は、90点以上54%、70点以上93%と高い満足度が得られました!
1)小児はり(小児鍼)は病院の検診で“発達障害”等、診断された赤ちゃん(幼児・小学生)だけでなく、“健康”と診断されても、かんむし症状等で悩まれる赤ちゃん(幼児・小学生)にも効果があると学会で発表しております。
2)小児はり(小児鍼)には副作用はありません。刺さない鍼・熱くないお灸なので保護者の方も安心して赤ちゃん(幼児・小学生)に受けさせていただけます。
3)小児はり(小児鍼)は皮膚表面に接触したり軽くなでる刺さない鍼の刺激ですので、赤ちゃん(幼児・小学生)に喜んで受けていただけます。(中には緊張しやすい子もいらっしゃいますが、慣れたら大丈夫です。)
4)小児はり(小児鍼)は病気を治療するのではなく、赤ちゃん(幼児・小学生)のかんむし症状を中医弁証論治を用いて、その子に合った、その日に合った経穴配穴(ツボの組み合わせ)により症状が改善します。